俺のB面~感情の置き場~

20代のサラリーマン。問題解決が主な仕事。

希望を持とう、希望を持って生きていこう

柳井正の希望を持とう (朝日新書)

今日は大学時代読んでとても勇気づけられた本の言葉を紹介する。

それは「柳井正の希望を持とう」だ。

柳井正氏はユニクロを中心とした企業グループの持株会社であるファーストリテイリング代表取締役会長兼社長だ。

自分が大学生の時、東日本大震災が起きて将来の不安を強く感じていたのと大学生活を楽しんでいるフリをしていたが成長している感じがせず、虚無感を感じていた時に手に取った本だ。当時は東日本大震災だったが、今は新型コロナウイルス感染症で将来への不安が高まっているという点では類似した状況である。

 

その中で印象に残った言葉とそれについて何点かコメントをする。

 

自分の心の内側ばかりを見つめようとするのはやめたほうがいい。私も大学時代は、ほんとうの自分とは何か、など日々悩んでいた。だが、社会に出ると、毎日、「会社がつぶれる」「家族や社員が路頭に迷う」といった不安にさらされ続けた。そこで気づいた。自分の内側を見つめていても、結局、何も生まれないし、解決もできない。

 

人間行き詰ると自分の意識もどうしても内側に向きがちになる。大学時代も成長を感じられず、楽しめていなかったときも「自分は何ができるんだろう。」と悶々として過ごしていたし、新型コロナウイルス感染症流行時の自粛期間でも自分の強みとは何だろう、何が向いているんだろうと悶々と考えて、日記という形でノートにつらつらと同じようなことを書き連ねていて、気づけば大学時代と同じ状況に陥っていた。

 

結局大学時代悶々とした状況から抜け出したきっかけになったのは、就職活動で志望したところに入れたことだし、大体の悩みの答えは自分の内面にはなくて、大体外部からもたらされることが多い。いまは新型コロナウイルスで、できることの選択肢は限られているけど悩みは挑戦することでしか解決できない。しかもその挑戦も最初からうまくいくことはほぼなく、長い我慢の期間が必要だから、本当に生きていくのって大変だね(笑)

 

希望を持つには、人生が自分が主役だという信念、自分に「期待」するという姿勢が不可欠だ。「俺はつまらない人間だから」ではなく、「自分はこんなことができるではないか」と自分自身に期待することだ。人より少しでも得意な部分を必死で探し、一生懸命に磨いていく。そうすれば活路は開ける。若いうち、他人は誰一人として、あなたに期待しているないかもしれない。だからこそ、最後の自分の味方は自分でなければならない。希望を持とう。希望を持って生きていこう。

 

この言葉を見る高校時代を思い出す。部活ではチームが栄冠を掴むなか、3年間で公式戦には一度も出れなかったし、遊び仲間とカラオケとかボーリングに行っても、いつも自分が一番下手だったし、勉強の成績も悪くて、心の中にいつも敗北感が充満していた。心のなかで「少しは気持ちよくさせてくれよ!!!!」っていつも叫んでた。

 

それでも諦めずに少し記憶力が良いという強みを紡いで一念発起して何とか志望大学に入れた。大学時代もなかなか苦労したが、人より少しだけ優れているところを何とか見出し、紡いで次に繋げることができた。

 

今も自分が担当しているプロジェクトが時流などの大きな力に押されて行き詰っているし、特に現代は成功の早期化と成功の見える化で、自分より若い人が成功してたり、成功者と自分との実力の違いをまじまじと見せつけられたり、あらゆるカテゴリーですごい人がいて、焦りに焦るし、何一つ自分に突出した強みがないのではないかと不安になる。しかし、柳井氏のこの言葉に久しぶりに触れて、心に活力が湧いてきた。

 

私たちは歴史的な転換点にいる。いい方向に行くか、それともダメージを受けたまま意気消沈するか。方向を決めるのは私たち自身だ。

 

上の言葉は東日本大震災時を念頭においたものだけど、いまの新型コロナウイルス流行禍でも同じことがいえると思う。いまはみんなも不安で苦しくて将来に明るい希望を見出すのは難しいかもしれないけど、あきらめずに頑張れば必ず活路は開いてくる。

希望を持とう。希望を持って生きていこう。 

 

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